仏スポット絞り込み検索
仏像との縁は、選ぶというより、ふと現れるものかもしれません。あなたのマイブッダにつながる仏スポットを検索できます。
都幾山 慈光寺
木造聖僧文殊菩薩坐像 | 菩薩
埼玉県比企郡ときがわ町西平386
力強さ端正さ深み
慈光寺宝物殿「金蓮蔵」に展示される木造聖僧文殊菩薩坐像は、永仁3年(1295)に仏師・光慶が造立した埼玉県指定有形文化財。檜材の寄木造で、底部に上げ底式内刳を用い、がっちりした体躯と深く大きくうねる衣文に力強い鎌倉彫刻の特色を示す。昭和58年の保存修理で像内銘が確認され、光慶は名に「慶」を用いることや構造・作風から、運慶・快慶に代表される慶派の流れを汲む仏師と考えられている。秘仏の観音堂本尊とは異なり、宝物殿で通年拝観できるのも大きな魅力。
長岳山 今宮坊
木造飛天像 | 天部
埼玉県秩父市中町25-12
気高さ神秘端正さ
長岳山今宮坊の木造飛天像は、平安時代初期に遡るとされる埼玉県指定有形文化財。約30cmの小像ながら、ケヤキの一木から彫り出し、蓮茎を手に雲上で跪座する優美な姿を表す。福島県勝常寺の国宝・木造薬師如来坐像の光背に残る飛天像と酷似し、本来は同像と一具であった可能性が指摘されている。少なくとも18世紀後半には今宮坊で巡礼者の信仰対象となっており、現在も秩父札所14番の本堂内右方で拝観できる、秩父札所の中でも異色の古仏。
福聚山 徳林寺
大観音石仏(聖観世音菩薩) | 菩薩
埼玉県狭山市入間川2-3-11
荘厳さやさしさ親しみ
徳林寺は武蔵野三十三観音霊場第17番札所で、狭山市公式は境内の「大観音石仏」を新名所として紹介している。寺伝では元弘3年(1333)、新田義貞が鎌倉攻めの際に入間川へ本陣を置き、守護仏として聖観世音を安置したことが観音信仰の由来とされる。現在は観音堂に隣接して屋外の大観音石仏が立ち、通常の参拝時にその姿を拝むことができる。狭山市駅から徒歩圏にあり、歴史ある札所の観音信仰と現代の大型石仏を同時に感じられる参拝地である。
巌殿山 正法寺(岩殿観音)
日本百観音・四国八十八ヶ所写し石仏(計188体) | 如来・菩薩・明王・天部・その他
埼玉県東松山市岩殿1229
神秘深み静けさ
坂東三十三観音霊場第10番札所の正法寺(岩殿観音)は、観音堂右手の岩崖に、西国33・坂東33・秩父34の日本百観音と、四国八十八ヶ所の写し本尊を合わせた計188体の石仏を安置する。東松山市公式では、ここ一か所で百観音と四国八十八ヶ所を巡礼したのと同じ御利益が得られると紹介されている。岩壁に沿って多数の仏が並ぶ景観そのものが印象的で、屋外のため通常の参拝時間内に拝むことができる。古い札所の観音信仰と全国霊場の写し巡礼を一度に体感できる、埼玉でも特徴の強い仏スポットである。
慈雲山 真観寺
木造聖観世音菩薩立像 | 菩薩
埼玉県行田市小見1124
端正さ気高さ神秘
真観寺観音堂の木造聖観世音菩薩立像は、平安時代末期の作とされる像高103cmの古仏で、埼玉県指定有形文化財。檜材の割矧造・彫眼で、漆箔や当初の台座もよく残る。円満な相貌に微笑みをたたえ、腰をわずかにひねって左手に蓮華を持つ優美な姿には、定朝様式を受け継ぐ中央仏師の洗練が感じられる。本来は三尊像の脇侍として造られた可能性が指摘されている。通常は非公開だが12年に一度の午年に御開帳され、2026年は11月21日から23日まで一般参拝できる。
延命山 菊水寺
木造聖観世音菩薩立像 | 菩薩
埼玉県秩父市下吉田1104
端正さ威厳気高さ
秩父三十四観音霊場第33番札所・菊水寺の本尊。平安時代末期作の木造聖観世音菩薩立像で、像高88cm。檜材の一木造、彫眼、内刳りなしで、宝冠を戴く。秩父市は安定感のある姿と端正で威厳のある顔立ち、気品を備えた像として紹介しており、埼玉県指定有形文化財に指定されている。永禄12年(1569)の兵火で旧菊水寺が焼失した後、本尊は別当だった長福寺へ移されたと伝わる。通常は秘仏だが、2026年は午歳総開帳により3月18日から11月30日まで御開帳され、平安古仏を実際に拝める貴重な機会となっている。
世音山 蓮花院妙智寺
木造千手観音菩薩立像(黒須観音) | 菩薩
埼玉県入間市春日町2-9-1
荘厳さ神秘端正さ
武蔵野三十三観音霊場第18番札所・蓮花院の札所本尊。木造千手観音菩薩立像(黒須観音)は、天文15年(1546)の火災で旧本尊を失った翌天文16年(1547)、根岸の光明院法印覚重を願主として鎌倉仏師長慶が再興した。カヤ材の割矧造、素地仕上げで、頂上仏面に十一個の変化面を備え、合掌手・宝鉢手と38の脇手を合わせた42臂の千手観音像。像内木札に再興の経緯が記され、入間市指定有形文化財となっている。現在は毎年1月17日の黒須観音例大祭に御開帳され、観音堂の外から拝観できる。
玉蔵院
木造地蔵菩薩立像 | 菩薩
埼玉県さいたま市浦和区仲町2-13-22
静けさ気高さ端正さ
玉蔵院地蔵堂に安置される木造地蔵菩薩立像は、平安時代の作とされる像高67.9cmの古仏で、埼玉県指定有形文化財。ヒノキ材の一木造、素木仕上げで、芯去り・内刳りなしという古様を残し、在地仏師の作とされる。さいたま市は県内でも屈指の古い地蔵菩薩像として紹介している。通常は非公開だが、毎年4月23日の御開帳時のみ拝することができる。浦和中心部の古刹で、平安期の地蔵信仰を今に伝える貴重な像である。
石龍山 橋立堂
木造馬頭観世音菩薩坐像 | 菩薩
埼玉県秩父市上影森675
力強さ神秘威厳
秩父三十四観音霊場第28番札所・橋立堂の本尊。木造馬頭観世音菩薩坐像は鎌倉時代の作で、像高26.5cm、寄木造・漆箔の三眼三面六臂像として造られた秩父市指定有形文化財。現在は馬頭と六臂の一部を欠くが、市は鎌倉時代の優秀作と評価している。秩父札所公式によれば、馬頭観音を本尊とする札所は日本百番観音霊場でも西国29番松尾寺と橋立堂の2か所のみという。高さ約65mの岩壁に抱かれる朱塗りの観音堂という立地も特異で、2026年は12年に一度の午歳総開帳により11月30日まで本尊を拝むことができる。
法王山 岩之上堂
木造聖観世音菩薩立像 | 菩薩
埼玉県秩父市寺尾2169
静けさ端正さ神秘
秩父三十四観音霊場第20番札所・岩之上堂の本尊。木造聖観世音菩薩立像は、平安時代(藤原時代)の優秀作と伝わる像高71.3cmの古仏で、秩父市指定有形文化財。檜材を用いた寄木漆箔造りで、江戸時代中期とみられる大きな春日厨子に安置される。厨子の扉裏には極彩色の観音三十三応身に加え、日天・月天・風神・雷神が表され、像と厨子をあわせて濃密な観音信仰の空間をつくる。観音堂自体も秩父札所で最も古い建物といわれ、荒川を見下ろす崖上に建つ。通常は秘仏だが、2026年は12年に一度の午歳総開帳で11月30日まで本尊を拝むことができる。
仏道山 野坂寺
木造聖観世音菩薩立像 | 菩薩
埼玉県秩父市野坂町2-12-25
気高さ荘厳さ静けさ
秩父三十四観音霊場第12番札所・野坂寺の本尊。木造聖観世音菩薩立像は、像高156cmの等身大に近い一木造で内刳りを施し、藤原時代の作と伝えられる。秩父市公式は同寺の本尊としてこの古像を紹介する。札所公式によれば野坂寺は四季の花で知られ、1741年建立の山門内には閻魔大王などの像も並ぶ。通常は秘仏だが、2026年は12年に一度の午歳総開帳で3月18日から11月30日まで本尊が開かれており、古い等身大の聖観音を実際に拝める貴重な機会となっている。
玉嶹山不動院 總願寺(不動ヶ岡不動尊)
本尊 不動明王 | 明王
埼玉県加須市不動岡2-9-18
力強さ威厳荘厳さ
関東三大不動の一つに数えられ、関東三十六不動尊霊場第30番札所でもある不動ヶ岡不動尊總願寺の本尊。不動明王は不動堂に祀られ、通常は秘仏だが、寺の公式年中行事では毎年12月8日の「お不動様のおすす取り」に御開帳される。加須市によれば現在の不動堂は天保15年(1844)完成の木造建築。護摩祈祷や節分会、火渡り式など今も盛んな不動信仰の中心で、年に一度ながら本尊そのものを一般参拝できる機会が明確に続いている点で、埼玉を代表する不動尊の一つである。
慈雲山 妙安寺(上岡観音)
馬頭観世音菩薩 | 菩薩
埼玉県東松山市岡1720
力強さ神秘威厳
妙安寺が管理する上岡観音の本尊・馬頭観世音菩薩。寺伝では約800年前の鎌倉時代、源義経とともに修行したとされる瑞慶和尚が当地に福聚庵を結び、自ら造った馬頭観音像の胎内に、義経から託された黄金の尊像を納めて祀ったのが始まりとされる。以来、軍馬や農耕馬の守り観音として関東から東北・甲信越まで信仰を集め、現在も馬主・調教師など競馬関係者が参拝する。馬頭観音として関東地方随一の霊場とも称され、毎年2月19日の例大祭には国の選択無形民俗文化財となった絵馬市が立つ。通常は堂内で本尊を拝観できないが、2026年は12年に一度の午年御開帳期間中で、一般参拝者は月縁日の毎月19日(7・8月を除く)に拝観できる。
笹戸山 長泉院
木造聖観世音菩薩立像(竜灯観音) | 菩薩
埼玉県秩父市荒川上田野557
静けさ神秘端正さ
秩父三十四観音霊場第29番札所・長泉院の本尊。木造聖観世音菩薩立像は像高約56cmで、藤原時代の慈恵大師作と伝えられる秩父市指定有形文化財。全身を黒褐色に塗り、金泥を施した古像で、かつて当地の竜神が夜ごと本尊に灯を献じたという伝承から「竜灯観音」とも呼ばれる。長泉院は石札堂とも称され、文暦元年(1234)に秩父札所開創に関わる性空上人らが石札を納めたという伝承を持つ。通常は秘仏だが、2026年は12年に一度の午歳総開帳により11月30日まで本尊を直接拝むことができる。
瑞龍山 法雲寺
如意輪観世音菩薩 | 菩薩
埼玉県秩父市荒川白久432
神秘気高さ静けさ
秩父三十四観音霊場第30番札所・法雲寺の本尊。寺伝では元応元年(1319)に建長寺の道隠禅師が唐より奉持したと伝えられ、さらに唐の玄宗皇帝が楊貴妃の菩提を弔うため自ら彫刻し、不空三蔵が開眼したという伝承を持つ如意輪観世音菩薩。秩父市も「唐の玄宗皇帝の作になるという如意輪観音」を本尊として紹介している。通常は秘仏だが、毎年4月18日の縁日に御開帳されるうえ、2026年は12年に一度の午歳総開帳で11月30日まで拝観できる。楊貴妃にまつわる特異な伝承と明確な公開機会を備えた、秩父札所の中でも個性の強い本尊である。
補陀落山 西福寺
木造如意輪観音坐像・百観音 | 菩薩
埼玉県川口市西立野420
荘厳さ深み親しみ
西福寺観音堂の中尊である木造如意輪観音坐像は像高約90cmで、像内に99体の小観音像を納める川口市指定有形文化財。中尊と像内の99体を合わせて「百観音」を構成し、さらに堂内の中尊両脇には後世に造られた99体の観音像も並ぶ。中尊と像内納入仏は、観音堂が再興された元禄3年(1690)頃の作と考えられ、江戸時代前期の如意輪観音像として優れた造形を示す。境内には徳川家光の長女・千代姫が元禄6年(1693)に建立した県指定の三重塔も残る。毎年8月9日の大護摩は四万六千日の縁日として知られ、百観音信仰が現在まで続く寺である。
萬松山 大慈寺
木造聖観世音菩薩坐像 | 菩薩
埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬5151
端正さ気高さ深み
秩父三十四観音霊場第10番札所・大慈寺の本尊。木造聖観世音菩薩坐像は坐高44.7cmの横瀬町指定有形文化財で、14世紀後半頃の制作と推定される。秩父地方では数少ない法衣垂下像の優作で、作者は宅間派系の鎌倉仏師と考えられている。蓮台上で結跏趺坐し、左右に長く衣の裾を垂らす姿ながら、本来は衣に隠れるはずの右足先が左側の垂下する裾の間から覗く独特の造形を持ち、横瀬町は法衣垂下像の異色作として評価している。通常は秘仏だが、2026年は12年に一度の午歳総開帳により11月30日まで本尊を直接拝むことができる。
慈雲山 等覚院(来迎寺)
木造阿弥陀如来坐像 | 如来
埼玉県東松山市大字古凍536-1
端正さ気高さ安らぎ
東松山市を代表する古仏の一つで、国指定重要文化財。像高87.4cmのヒノキ寄木造・漆箔の阿弥陀如来坐像で、丸みのある穏やかな造形に平安後期の特徴を残しつつ、若々しい顔の張りや切れ上がる目、深い衣文線には鎌倉彫刻の特色が表れる。像内には建長5年(1253)に大仏師定性が「修理」した旨の墨書銘があり、東松山市は当時の「修理」の語義や勧進規模から、この年が造立年である可能性も指摘している。通常時の拝観可否は要事前確認だが、毎年10月15日には御開帳される。国指定重要文化財の古像を現地で継続的に実見できる、埼玉でも数少ない高水準の観仏先である。
沖内馬頭観音堂
新曽沖内の馬頭観音像(石造馬頭観世音像) | 菩薩
埼玉県戸田市大字新曽620
力強さ神秘深み
戸田市新曽の沖内馬頭観音堂に安置される新曽沖内の馬頭観音像は、寛文10年(1670)3月21日の銘を持つ安山岩製の石造馬頭観音。舟形光背に三面六臂の立像を半肉彫りし、頭上に馬頭を戴き、右手に金剛棒と矢、左手に斧と弓を持ち、中央の二手を合掌する。現状高110.7cm。17世紀の馬頭観音像として古い作例で、長年観音堂内に守られてきたため保存状態が非常によく、銘文や表情、持物、石面の調整痕まで確認できる。現在も地域信仰の中心で、通常は非公開だが毎年2月19日と8月19日に御開帳される。
蓮馨寺
木造阿弥陀如来坐像 | 如来
埼玉県川越市連雀町7-1
端正さ安らぎ気高さ
蓮馨寺の本尊・木造阿弥陀如来坐像は、寺院公式では弘安元年(1278)の作と伝える鎌倉時代の阿弥陀仏。像高70cm、寄木造、玉眼、漆箔で、両肩を深く衣で覆い来迎印を結ぶ。川越市は、引き締まった体躯と動きのある衣文表現に鎌倉時代後期の慶派系仏師の作風が認められるとして、市指定有形文化財に指定している。川越中心部の観光寺院で、本堂開堂日には一般参拝でき、鎌倉彫刻の阿弥陀像を実際に拝める点で掲載価値が高い。