仏スポット絞り込み検索
仏像との縁は、選ぶというより、ふと現れるものかもしれません。あなたのマイブッダにつながる仏スポットを検索できます。
曹源寺(さざえ堂)
百体観音(秩父・坂東・西国札所観音) | 菩薩
群馬県太田市東今泉町165
親しみ神秘深み
曹源寺の栄螺堂は、寛政10年(1798)建立の三層構造の観音堂で、現在は本堂として用いられている。堂内には秩父34札所・坂東33札所・西国33札所にちなむ計100体の観音像が安置され、右回りの一方通行で巡ることで一堂の中で百観音を巡拝できる。現存最古級かつ最大規模の栄螺堂として2018年に国の重要文化財に指定された。現在も一般の堂内拝観を受け入れており、観音信仰と江戸時代の巡礼文化を仏像群と独特の参拝動線の双方から体感できる。
白岩山 長谷寺(白岩観音)
木造十一面観音立像(前立像) | 菩薩
群馬県高崎市白岩町448
威厳端正さ静けさ
白岩山長谷寺は坂東三十三観音第15番札所。巡礼の本尊である木造十一面観音立像は平安時代後期(11世紀末~12世紀)の秘仏で一般非公開だが、本堂では前立の木造十一面観音立像が一般公開されている。前立像は鎌倉時代末の作で、ヒノキ材の寄木造、全体に金箔を施した像。秘仏本尊とともに昭和50年(1975)に群馬県指定重要文化財となった。古い観音信仰を受け継ぐ札所で、通常の参拝で鎌倉時代の前立観音を拝観できる。
少林山達磨寺
十一面観世音菩薩 | 菩薩
群馬県高崎市鼻高町296
やさしさ親しみ静けさ
少林山達磨寺の観音堂に祀られる十一面観世音菩薩は、明治42年(1909)に地元・板鼻の大仏師、千木良法橋祐慶が制作した像。寺の観音信仰は創建以前から続き、もともと放生池の場所には行基菩薩作と伝わる十一面観世音菩薩を祀る観音堂があったという。観音堂は境内最古の茅葺き堂で、厄除け・安産・縁結びの観音として参拝されている。公式案内では境内に観音堂が明示され、寺務所・札場は9:00~17:00。縁起だるまで知られる寺の原点となる観音信仰に直接触れられる仏スポットである。
青龍山 吉祥寺
木造釈迦如来坐像(釈迦三尊中尊) | 如来
群馬県利根郡川場村門前860
端正さ静けさ気高さ
青龍山吉祥寺の釈迦堂に安置される本尊・木造釈迦如来坐像は、像高三尺四寸四分の寄木造。ヒノキ材を用い、禅定印を結んで蓮華座上に結跏趺坐する姿で、細い目や卵形の頭部、太めの衣文などに鎌倉時代後期の特徴を示す。寺院公式は京都または奈良で制作されたとみており、群馬県指定重要文化財。左右には江戸時代の文殊菩薩・普賢菩薩を配して釈迦三尊を構成する。釈迦堂は通常拝観の対象で、花寺として知られる境内とともに一般参拝できる。
赤岩山 光恩寺
木造阿弥陀三尊像(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩) | 如来
群馬県邑楽郡千代田町大字赤岩1041
端正さ気高さ静けさ
赤岩山光恩寺の阿弥陀堂に安置される木造阿弥陀三尊像は、中尊の阿弥陀如来と脇侍の観音・勢至両菩薩からなる群馬県指定重要文化財。千代田町は鎌倉時代初期の代表的作品とし、阿弥陀如来には北関東に定朝様式を伝える特徴、両脇侍には宋朝風の表現が見られるとしている。寺院公式では中尊を平安時代後期から鎌倉時代初期の作とし、「堂山焼出しの弥陀」の異称も伝える。昭和52年(1977)9月20日に県指定。堂内見学は事前に電話で申し込み、拝観時間は9:00~16:30。
大聖護国寺
本尊不動明王(桂昌院寄進) | 明王
群馬県高崎市八幡町675
力強さ威厳荘厳さ
大聖護国寺の本尊不動明王は、五代将軍徳川綱吉の生母・桂昌院による寄進像。修復の際、像内壁面に「綱吉公儀母桂昌院寄進之」と墨書が確認され、来歴が明らかになった。寺では同じく桂昌院寄進の五大明王と不動三十六童子、計41体の「令和の大修復」を進めており、修復を終えた像は本堂で拝観できる。開山800年を超える古刹で、堂内では本尊を中心に複数の仏像と向き合える。拝観日は金・土・日・祝日10:00~16:00、拝観無料。
脇屋山 正法寺
仁王尊(金剛力士像・阿形/吽形) | 天部
群馬県太田市脇屋町甲562
力強さ威厳張りつめた気配
脇屋山正法寺の仁王門には、阿形・吽形一対の仁王尊(金剛力士像)が安置されている。いずれも高さ約2.6mの彩色木像で、寺門の左右に立ち仏法を護持する姿を表す。昭和63年(1988)の解体修理時、顔面裏側の銘文から、貞享2年(1685)に京都の大仏師・左京入道勅法眼康祐が制作したことが確認された。仁王門も同年建立と伝わり、東毛地方では古い仁王門に属する。門正面下層の左右に安置されているため、境内参拝時に直接拝観できる。仁王門・仁王尊は太田市指定重要文化財。
関の磨崖仏
阿弥陀三尊像(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩) | 如来
群馬県桐生市新里町関67-1
静けさ深み神秘
桐生市新里町の関の磨崖仏は、鏑木川左岸の凝灰質集塊岩に彫られた鎌倉時代頃と推定される阿弥陀三尊の磨崖仏。舟形に彫り窪めた光背の奥に、中尊の阿弥陀如来(高さ50cm)、右に観音菩薩、左に勢至菩薩(各高さ30cm)が半肉彫りされる。阿弥陀如来は穏やかな顔立ちで蓮華座に立ち、脇侍には宝冠や拱手の痕跡が残る。昭和47年(1972)に群馬県指定重要文化財となった。桐生市公式では常時見学可と案内され、道路近くの堂宇内で直接参拝できる。
呑嶺山 明王院安養寺
石造千体不動尊 | 明王
群馬県太田市安養寺町200-1
力強さ威厳神秘
明王院境内に立つ石造千体不動塔は、底辺7.2m四方、高さ6mのピラミッド型石塔。伊豆小松石を用い、15段にわたって東270体・西254体・南238体・北238体、計1000体の不動明王像を浮き彫りする。通常の不動明王像と異なり火炎光背を表さないのが特徴で、寺に伝わる「御影不動明王」の姿にちなむと考えられている。請負覚書から延享4年(1747)、小川宇兵衛重政が江戸の石工・和泉屋治良右衛門に造らせたことが分かる。太田市指定重要文化財で、本堂東側の境内にあり、独特な外観と千体の不動尊を屋外で直接参拝できる。
日輪寺
十一面観世音像 | 菩薩
群馬県前橋市日輪寺町412
深み神秘気高さ
日輪寺の木造十一面観世音菩薩立像は、平安時代後期の作とされる群馬県指定重要文化財。カツラ材の一木造で、頭頂から台座まで一材から彫り出され、表面には丸ノミの跡が明瞭に残る鉈彫の像である。高さ151.5cm(像高128.5cm)。現在は観音堂後方の耐火収納庫に安置され、通常は非公開だが、毎年1月11日に御開帳される。長く地域の観音信仰を集めてきた古仏である。
青蓮寺
銅造阿弥陀如来及両脇侍立像 | 如来
群馬県桐生市西久方町1丁目10-11
端正さ気高さ荘厳さ
青蓮寺の本尊「銅造阿弥陀如来及両脇侍立像」は、鎌倉時代13世紀半ば~後半の制作とみられる善光寺式阿弥陀三尊像で、国の重要文化財。中尊の阿弥陀如来は像高44.6cm、両脇侍の勢至菩薩は33.3cm、観音菩薩は33.2cmで、三尊とも鋳銅製鍍金。各部を別鋳して組み立てる精緻な技法や薄い衣の表現に当時の高い鋳造技術がうかがえる。秘仏として通常は非公開だが、毎年秋のお彼岸中日の10:00~15:00に御開帳され、誰でも無料で参拝できる。
黒瀧山不動寺
不動明王像 | 明王
群馬県甘楽郡南牧村大塩沢1267-1
力強さ神秘張りつめた気配
黒瀧山不動寺は、標高870mの黒瀧山にある山岳信仰の霊場。寺伝では約1300年前、行基が自ら刻んだ不動明王を安置したことに始まり、延宝3年(1675)に潮音道海禅師が中興したと伝えられる。不動堂背後の岩壁から落ちる「龍神の滝」には不動明王像が立ち、滝しぶきを受ける独特の姿を間近に参拝できる。秘仏の本尊とは別に屋外で直接向き合える不動尊で、険しい岩山と滝を一体にした山岳霊場らしい景観が大きな見どころ。南牧村公式では拝観時間を8:00~16:00としている。
眞福山 寳林寺
寳林寺黄檗宗彫像群(釈迦如来坐像ほか7躯) | 如来・菩薩・天部・その他
群馬県邑楽郡千代田町新福寺705
威厳荘厳さ深み
眞福山寳林寺に伝わる黄檗宗彫像群は、釈迦如来坐像、阿難尊者立像、迦葉尊者立像、緊那羅王菩薩、韋駄天立像、伽藍神像、達磨頭部、弥勒菩薩坐像の8躯からなり、2022年3月18日に群馬県指定重要文化財となった。釈迦如来坐像は康祐の三男・康倫が元禄10年(1697)に造立。残る7躯は旧廣済寺伝来で、寛文11年(1671)頃から延宝6年(1678)頃の制作とされ、その大半は京都七条仏所の正統仏師・康祐の作と推定される。廣済寺廃寺後に寳林寺へ移され、中国・明代の仏像様式を反映した黄檗宗初期の彫像群として評価されている。現在も本堂で参拝でき、参拝時間は8:00~17:00。
高縄の磨崖仏
阿弥陀三尊像(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩) | 如来
群馬県桐生市新里町山上1443-1
静けさ深み神秘
桐生市新里町山上の高縄の磨崖仏は、赤城山の火山活動で生じた凝灰集塊岩の巨岩に刻まれた、鎌倉時代頃と推定される磨崖仏。高さ約4m、東西約8mの岩塊南面に、上段中央の阿弥陀如来(高さ65cm)と左右の脇侍(各約50cm)からなる阿弥陀三尊像を半肉彫りし、その下にも風化の進んだ4躯の仏像が残る。三尊はそれぞれ独立して彫り出され、岩の左上部には経文を納めたと伝わる穴もある。桐生市指定重要文化財で、市公式では常時見学可。赤城山麓の自然石そのものを信仰の場とした中世の阿弥陀信仰を現地で直接感じられる。
浅原の百観音
百観音(西国三十三・坂東三十三・秩父三十四札所観音) | 菩薩
群馬県みどり市大間々町浅原乙637
親しみ静けさ深み
みどり市大間々町浅原の百観音は、天保10年(1839)から天保12年(1841)にかけて造立された100体の石造観音像群。西国三十三札所、坂東三十三札所、秩父三十四札所の本尊を一か所に集めたもので、願主・星野新治郎を中心に108人が建立に寄進し、常陸国真壁郡女方村の石工・外山直吉満親が浅原村に住みながら3年をかけて彫刻した。聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・馬頭観音・准胝観音など多様な像容が並び、石工が制作を重ねる中で表現を研究していった過程もうかがえる。みどり市指定史跡で、屋外に並ぶ百体の観音を現地で巡拝できる。
岩観音(遠堂の岩観音)
三十三観音・弁財天 | 菩薩・天部
群馬県利根郡川場村谷地地区
神秘深み静けさ
川場村の岩観音(遠堂の岩観音)は、高さ約25mの岩壁に33体の観音像と1体の弁財天像を刻んだ磨崖仏群。川場村公式観光ガイドでは、江戸時代中期に村人たちが村の安泰と発展を願って観音を刻んだと紹介している。当時は彩色されていたとされ、現在も赤や緑の色が一部に残る。村指定重要文化財で、岩肌に観音像が連なる独特の景観を現地で直接参拝できる。鳥獣対策の電気柵が設置されているが、公式案内では外して中に入ることができ、数台分の駐車場もある。
川越大師 喜多院
五百羅漢(羅漢像群・釈迦如来ほか) | その他
埼玉県川越市小仙波町1-20-1
親しみ深み神秘
喜多院の五百羅漢は、日本三大羅漢の一つに数えられる石像群で、川越北田島の志誠の発願により天明2年(1782)から文政8年(1825)まで約50年をかけて建立された。十大弟子・十六羅漢を含む羅漢像533体に、中央高座の釈迦如来と文殊・普賢両菩薩、左右高座の阿弥陀如来・地蔵菩薩を加えた計538体が並び、笑う、泣く、語り合うなど一体ごとに異なる表情や姿が見どころ。川越市指定史跡で、喜多院の通常拝観コースの中で一般に参拝できる。
高谷山 金昌寺
石仏群(1319体・子育て観音を含む) | 菩薩・その他
埼玉県秩父市山田1803
親しみやさしさ深み
秩父札所4番の金昌寺は「石仏の寺」として知られ、境内に1319体の石仏が並ぶ。石仏群は天明3年(1783)に始まる大飢饉などの死者供養のため、古仙登嶽和尚が発願したもので、かつては約3800体あったと伝わる。観音堂右手の子育て観音(慈母観音)は、膝に抱いた赤子に乳を含ませようとする母子像。寄進者の吉野屋半左衛門が、本尊の霊験で授かった子と妻を相次いで失った後、生前の母子の姿を浮世絵師に描かせて建立・供養したという。数多くの石仏と、やさしい表情の子育て観音を通常の参拝で間近に拝める札所である。
成身院百体観音堂(さざえ堂)
百体観音(秩父34・坂東33・西国33観音) | 菩薩
埼玉県本庄市児玉町小平661-2
神秘荘厳さ深み
成身院百体観音堂は、天明3年(1783)の浅間山大噴火の犠牲者を弔うため寛政7年(1795)に建立された観音堂。明治21年(1888)の火災で焼失し、明治42年(1909)に再建された。外観2層・内部3層の螺旋回廊式で、仏教の礼法「右繞三匝」に基づき右回りに巡拝する構造を持つ。一層に秩父34観音、二層に坂東33観音、三層に西国33観音の計100体を安置し、堂内には室町時代の阿弥陀如来・釈迦如来・薬師如来の三仏も移されている。日本三大さざえ堂の一つとして知られ、一堂の中で百観音を巡拝できる。
白雲山 鳥居観音
救世大観音 | 菩薩
埼玉県飯能市上名栗3198
荘厳さ威厳神秘
鳥居観音の山頂に立つ救世大観音は、昭和46年(1971)建立。中央大観音は高さ23m、脇立の梵天・帝釈天も高さ23mで、10mの基壇を含む全体は高さ33mに達する。堂宇内には阿弥陀如来像など多数の仏像と、永代供養の願いを込めた高さ33cmの一万体観音が奉安されている。日本寺院建築に加え、インドや中近東などの意匠を取り入れ、壁面彫刻やステンドグラスも特徴。内部を上ると高さ27mの展望台があり、奥武蔵の山々を望める。冬期を除く土日祝には胎内を一般拝観できる、鳥居観音を象徴する大型観音である。