仏スポット絞り込み検索
仏像との縁は、選ぶというより、ふと現れるものかもしれません。あなたのマイブッダにつながる仏スポットを検索できます。
鷲窟山 観音院
石造仁王像・鷲窟磨崖仏(千躰仏) | 天部・その他
埼玉県秩父郡小鹿野町飯田観音2211
力強さ神秘深み
秩父札所31番の観音院は、石仏の寺として知られる山岳札所。山門には当地産の岩殿沢石を用いた高さ約3mの巨大な石造仁王像が立ち、埼玉県は一枚岩の石造仁王像として日本一の大きさと紹介している。296段の石段を上った観音堂脇の岩壁には、埼玉県指定史跡「鷲窟磨崖仏」が刻まれ、「爪彫りの磨崖仏」とも呼ばれる千躰仏が密集する。奥の院へ向かう岩窟などにも石仏があり、全山で十万八千体の石仏があると伝えられる。巨大な仁王像から岩壁の小さな磨崖仏まで、石の仏教造形を一続きの参拝で体感できる。
岩槻大師 彌勒密寺
四国八十八ヶ所御本尊・弘法大師像 | 如来・菩薩・明王・天部・その他
埼玉県さいたま市岩槻区本町2-7-35
神秘静けさ深み
岩槻大師彌勒密寺は、宝亀5年(774)創建と伝わる真言宗智山派の古刹。地下仏殿には四国八十八ヶ所各札所の御本尊と弘法大師を勧請し、それぞれの霊場寺院から請来したお砂を奉安している。地下の巡拝路には仏像が並び、各札所の砂を踏みながら一巡する「お砂ふみ遍路」ができるため、遠方の四国まで出向かずに八十八ヶ所の信仰世界に触れられる。岩槻駅から徒歩約10分と訪れやすく、暗い地下空間を進みながら多くの仏像を順に拝する体験そのものが見どころである。
般若山 法性寺
お船観音(聖観世音菩薩) | 菩薩
埼玉県秩父郡小鹿野町般若2661
気高さ神秘静けさ
秩父札所32番法性寺の奥の院では、全長約200mの船形の巨岩「お船岩」の舳先に、お船観音と呼ばれる聖観世音菩薩が祀られている。観音堂から山道を越え、岩壁や鎖場を進む登拝路の先にあり、往復には約1時間を要する。お船岩の後方には大日如来像も安置され、岩上からは秩父の山々を望む。体力的に奥の院まで登れない場合でも、本堂前の「奥の院遥拝所(足型)」から岩上の観音を拝することができる。自然の巨岩と観音信仰が一体となった、秩父札所の中でも特徴の強い参拝地である。
吉祥山 大忠院
銅造勝軍地蔵立像 | 菩薩
埼玉県秩父郡横瀬町横瀬1399
力強さ端正さ深み
大忠院の銅造勝軍地蔵立像は、かつて寺の裏山中腹にあった「愛宕さま」の祠に御神体として安置されていた像。銅を一度に鋳造したムクの像で銘記はないが、端正な面貌、宝珠と錫杖を持ち、腰を左へひねる動きのある姿から、江戸時代中期頃の鋳造と考えられている。秩父地方に多く見られる勝軍地蔵の一例で、原型作者や鋳物師の高い技量を伝える作として横瀬町指定有形文化財となっている。横瀬町公式では公開文化財と明記され、県公式観光情報でも大忠院の見どころとして紹介されている。
嶽頂山 東林寺
秩父大仏(釈迦如来) | 如来
埼玉県秩父郡横瀬町横瀬3537
荘厳さ親しみ静けさ
東林寺の秩父大仏は、平成元年(1989)に翠雲堂によって造立された大仏。横瀬町観光協会は、世界平和と万民救済の願いが込められた像として紹介している。造立当初は本堂前に安置されていたが、現在は本堂内に移されており、埼玉県公式の観光コース案内では拝観時に住職へ声をかけるよう案内されている。東林寺は寛永年間(1624~1645)初頭の創建と伝わる曹洞宗寺院で、横瀬駅から徒歩約7分。現代に造られた大仏を、地域の寺院の日常的な信仰空間の中で拝観できる。
源宗寺
平戸の大仏(薬師如来坐像・観世音菩薩坐像) | 如来・菩薩
埼玉県熊谷市平戸644
荘厳さ親しみ深み
源宗寺本堂の「平戸の大仏」は、向かって右の薬師如来坐像と左の観世音菩薩坐像が並ぶ、江戸時代の二体の木彫大仏。台座を含め高さ約4mに達する寄木造で、木造仏として埼玉県内最大規模、全国的にも珍しい大きさとされ、熊谷市指定有形文化財となっている。二体の胎内からは薬の秘伝書が見つかったと伝わり、その処方による「平戸の妙薬」を求めて多くの人が訪れたという。2019年に始まった保存修理事業を経て、2023年8月に仏像の修復を完了。現在は原則毎月第1・第3日曜日に本堂を一般公開しており、約4mの二尊を正面から拝観できる。
薬王寺
薬王寺円空作仏像群(薬師三尊・十二神将ほか29躰) | 如来・菩薩・明王・天部・その他
埼玉県さいたま市見沼区島町1086
力強さ親しみ神秘
薬王寺には、江戸時代前期の遊行僧・円空が彫った29躰の仏像群が伝わる。中心となる薬師如来立像は像高68.2cm、日光菩薩像66.9cm、月光菩薩像67.0cmで、この薬師三尊は一本の丸太を三体に割って彫り上げたことが確認されている。ほかに十二神将、竜頭観音、不動明王、善女竜王、仁王、金剛神、青面金剛、善財童子、迦楼羅など多様な尊像を含み、計29躰がさいたま市指定有形文化財。常時公開ではないが、例年7回の開帳日に本堂でまとまった円空仏群を拝観でき、種類と数の両面で見応えのある参拝機会となっている。
高山不動尊(高貴山常楽院)
木造軍荼利明王立像 | 明王
埼玉県飯能市高山346
力強さ威厳神秘
高山不動尊に伝わる木造軍荼利明王立像は、像高228.8cmの檜の一木造で、国指定重要文化財。一面二眼八臂の姿をとり、右手に三鈷杵、左手に鉾や宝輪などを持ち、両手足には赤い蛇が巻き付く特徴的な造形を見せる。独特の姿や彫法から正確な制作年代の特定は難しいものの、飯能市ではほぼ11世紀を下らない作としている。通常は非公開だが、2026年度は12月22日午前11時からの法要後に御開帳される予定で、2mを超える平安時代の軍荼利明王を現地で拝観できる貴重な機会となる。
聖徳山 天洲寺
木造聖徳太子立像 | その他
埼玉県行田市大字荒木1614
端正さ気高さ深み
天洲寺の木造聖徳太子立像は、16歳の聖徳太子が父・用明天皇の病気平癒を祈る姿を表した孝養像で、国指定重要文化財。檜材の寄木造で、像内銘から寛元5年(1247)に関東評定衆・毛利季光の願いにより、仏師慶禅が鎌倉で造ったことがわかる。制作年代が明らかな聖徳太子孝養像としては日本最古とされ、鎌倉時代らしい写実的な表現に、運慶様や宋風の影響もうかがえる。通常は非公開だが、毎年2月22日の聖徳太子例大祭で御開帳される。
保寧寺
木造阿弥陀如来及両脇侍像(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩) | 如来
埼玉県加須市日出安1286
荘厳さ端正さ深み
保寧寺の木造阿弥陀如来及両脇侍像は、建久7年(1196)に慶派仏師・宗慶が造立した阿弥陀三尊で、国指定重要文化財。中尊の阿弥陀如来坐像を観音菩薩・勢至菩薩が左右から侍し、中尊像内には大施主や勧進僧、仏師名を記した銘が残る。阿弥陀如来88.3cm、観音105.3cm、勢至94.8cmの檜材割矧造で、初期慶派仏師の在銘作品として貴重。2026年1月の現地記録では、阿弥陀堂外からガラス越しに拝観でき、照明も用意されている。通常の拝観方法は変わる可能性があるため、訪問前の確認が望ましい。
浄山寺
木造地蔵菩薩立像(野島の地蔵尊) | 菩薩
埼玉県越谷市野島32
親しみ深み気高さ
浄山寺の本尊・木造地蔵菩薩立像は、「野島の地蔵尊」として古くから信仰を集める平安時代前期の古仏で、国指定重要文化財。像高92.5cm、カヤ材の一木造・彫眼・彩色で、肉付き豊かな体躯と深く鋭い衣文に9世紀前半まで遡る可能性が指摘されている。地蔵菩薩像としても屈指の古例で、江戸時代には江戸・湯島天神でたびたび出開帳されるほど広く知られた。近代以降は毎年2月24日と8月24日の縁日にのみ開帳される秘仏で、2026年8月24日の御開帳も確認できる。
林泉寺
木造伝正観音菩薩坐像 | 菩薩
埼玉県越谷市増林3818
荘厳さ端正さ深み
林泉寺の木造伝正観音菩薩坐像は、像高84.0cmの寄木造・金泥の観音像で、埼玉県指定有形文化財。背板部には嘉元2年(1304)の墨書銘が残り、膝裏部には戯画も確認される。鎌倉時代後期の在銘彫刻として貴重で、個性的な顔立ちや服装には当時の関東で受容された宋代美術の影響もうかがえる。2024年には、約80年ぶりの修復を経て、修復後初となる御開帳が行われた。2026年は4月10日から20日まで、8:00~17:00の大開帳として一般公開された。
清浄院
木造阿弥陀如来坐像2躯 | 如来
埼玉県越谷市大松60
荘厳さ端正さ深み
清浄院には、市指定有形文化財の木造阿弥陀如来坐像2躯が伝わる。1躯は像高62cmの寄木造で、藤原時代末期から鎌倉時代初期の作。もう1躯は像高60cmの一木造で、平安時代の作とされる。時代と構造の異なる2体を並べて拝観できる点が特徴で、越谷市では春彼岸に合わせた御開帳を例年実施。公式情報では2022年から2025年まで毎年の公開実績が確認できる。
五台山 文殊寺
文殊師利大菩薩(木造文殊菩薩像) | 菩薩
埼玉県熊谷市野原623
気高さ端正さ親しみ
五台山文殊寺の本尊・文殊師利大菩薩は、獅子の上に坐す秘仏の木造文殊菩薩像。寺伝では室町時代の作とされ、文明13年(1481)の能満寺火災の際に救い出され、寺院再建まで檀家総代宅で守られたと伝わる。文殊寺は京都の切戸文殊、山形の亀岡文殊と並ぶ「日本三体文殊菩薩」の一つを称し、「野原の文殊さま」として学業成就・智恵の信仰を集めている。本尊は文殊尊大縁日に御開帳され、2026年は2月25日に公開。寺院公式では2027年から大縁日を毎年1月25日に変更すると告知している。
小淵山 正賢寺 観音院
小渕観音院円空仏群(聖観音菩薩立像・不動明王立像・毘沙門天立像・蔵王権現立像・役行者倚像・夜叉明神像・護法大善神像) | 菩薩
埼玉県春日部市小渕1634
力強さ神秘親しみ
小淵山観音院に伝わる小渕観音院円空仏群は、江戸時代前期の遊行僧・円空が刻んだ7躯で、埼玉県指定有形文化財。聖観音菩薩立像、不動明王立像、毘沙門天立像、蔵王権現立像、役行者倚像、夜叉明神像、護法大善神像からなり、像高は28.8~194.0cm。なかでも像高194.0cmの聖観音菩薩立像は、一木造りの円空仏として関東地方でも指折りの大きさを誇る。鉈彫りの力強い表現と、円空仏らしい柔和な微笑みを間近で見られるのが魅力。通常は非公開で、例年GWの「円空仏祭」に本堂で年1回御開帳される。2026年は60年に一度の本尊御開帳に合わせ、9月19日から10月4日まで公開予定。
都幾山 慈光寺
十一面千手千眼観世音菩薩(木造千手観音立像) | 菩薩
埼玉県比企郡ときがわ町西平386
荘厳さ威厳深み
都幾山慈光寺の本尊・十一面千手千眼観世音菩薩は、坂東三十三観音霊場第9番札所の観音堂に安置される像高270.0cmの木造千手観音立像で、埼玉県指定有形文化財。檜材の寄木造・彫眼・漆塗りで、頭部は天文9年(1540)に大仏師法眼長慶が造立したものが残る。その他の部分は享和2年(1802)の火災後、江戸神田の仏工・鈴木長四郎によって同年中に再興された。大作ならではの荘厳な姿を拝める秘仏で、毎年4月第2日曜日と4月17日に御開帳される。
岩殿山 安楽寺(吉見観音)
木造聖観音菩薩坐像 | 菩薩
埼玉県比企郡吉見町御所374
端正さ気高さ深み
岩殿山安楽寺(吉見観音)の本尊・木造聖観音菩薩坐像は、像高63.3cmの檜材寄木造で、吉見町指定有形文化財。鎌倉時代末から南北朝時代にかけての14世紀前半頃の作と考えられ、切れ長の眼や変化に富む衣文など、関東で流行した後期宋風彫刻の特色をよく残す。丁寧で無駄のない彫刻表現や像内構造から慶派系仏師の作とみられ、像内墨書銘により元亀4年(1573)に彩色修理を受けたこともわかる。通常は非公開で、毎年6月18日の厄除朝観音で御開帳され、多くの参拝者が本堂内で拝観する。
熊野山 長福寺
木造毘沙門天立像 | 天部
埼玉県久喜市菖蒲町菖蒲4531
威厳端正さ力強さ
熊野山長福寺の本尊・木造毘沙門天立像は、平安時代後期の作と考えられる久喜市指定有形文化財。甲冑をまとい邪鬼を踏み、右手に三叉の戟、左手に宝塔を掲げる武将形で、穏やかな忿怒相やゆったりと腰をひねる姿に藤原様の特色が表れる。平成12年(2000)の修復で後世の彩色が除かれ、像本来の上品で整った造形美が明らかになった。その出来映えから、美濃・近江など畿内に近い地域で造立された可能性も指摘される。秘仏だが、正月三が日と毎年8月13日から16日に公開される。
円満寺
木造千手観音坐像 | 菩薩
埼玉県加須市北大桑965
荘厳さ端正さ神秘
円満寺の木造千手観音坐像は、本堂の厨子に安置される加須市指定有形文化財。合掌手・持蓮華手・脇手を合わせて42本の腕を持ち、頭上には頂上面を含む11面を備える、千手観音の代表的な姿を示す。運慶の流れを汲む鎌倉仏師の作とされ、力強さと端正さを併せ持つ像として伝わる。かつては33年に一度しか開かれない秘仏だったが、近年は檀家の要望により毎年2月第3日曜日の千手観世音大祭で御開帳される。2026年は2月15日に公開された。
福徳寺
鉄造阿弥陀三尊立像(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩) | 如来
埼玉県飯能市虎秀71
力強さ荘厳さ深み
福徳寺阿弥陀堂の厨子に安置される鉄造阿弥陀三尊立像は、鎌倉時代の埼玉県指定有形文化財。中尊の阿弥陀如来は像高47.6cm、左右の観音菩薩・勢至菩薩は各30cm。大きな一光三尊光背を背に三尊が並ぶ善光寺式三尊像で、三尊がそろう鉄仏は珍しい。中尊・脇侍とも像身は一鋳で、台座は別鋳して鋳かけられている。鎌倉・室町時代に東日本で多く造られた鉄仏の特色を伝え、武士階級の志向との関わりも指摘される。2026年度の公開日は4月15日・7月16日・11月14日と案内されており、各日午前10時頃から約1時間(雨天中止)。