仏スポット絞り込み検索
仏像との縁は、選ぶというより、ふと現れるものかもしれません。あなたのマイブッダにつながる仏スポットを検索できます。
霊山寺
縁結び観音像 | 菩薩
徳島県鳴門市大麻町板東字塚鼻126
やさしさ親しみ安らぎ
四国八十八ヶ所の第1番札所・霊山寺で、仁王門を入ってすぐの場所に祀られる縁結び観音像。男女の縁だけでなく、健康、仕事、幸せなどさまざまな良い縁を願う観音として親しまれ、水で像を清めながら祈る参拝者もいる。霊山寺は四国遍路の出発点である「発願の寺」として知られ、寺伝では天平年間(729~749)に行基が開いたとされる。近くには室町時代の応永年間(1394~1428)に建立された多宝塔があり、塔内には五智如来が安置されるが内部は一般公開されていない。縁結び観音は屋外で拝むことができる。
大日寺(第13番札所)
しあわせ観音像 | 菩薩
徳島県徳島市一宮町西丁263
やさしさ親しみ安らぎ
四国八十八ヶ所第13番札所・大日寺の境内中央に立つ「しあわせ観音」。大きく合掌する両手に包まれるように、蓮華を手にした小さな彩色の観音菩薩像が安置されている。柔和な表情の観音に幸福を願う人が絶えず、合掌した手の独特な造形は境内でも目を引く。近くには「招霊木」と呼ばれる古木が枝を広げ、本堂と大師堂を訪れる参拝者を見守っている。大日寺は弘法大師が弘仁6年(815)に大日如来のお告げを受けて開いたと伝わり、明治の神仏分離後は隣接する一宮神社から移された十一面観音を本尊に祀る。しあわせ観音は屋外で拝むことができる。
常楽寺
アララギ大師像(弘法大師坐像) | その他
徳島県徳島市国府町延命606
親しみ安らぎ静けさ
四国八十八ヶ所第14番札所・常楽寺の本堂前にそびえるアララギ(イチイ)の霊木。その幹が分かれた場所に、小さな石造の弘法大師坐像が穏やかな表情で安置され、「アララギ大師」として親しまれている。寺伝によれば、弘法大師が病に苦しむ老人にアララギの木を煎じて飲ませたところ快癒したといい、現在もとくに糖尿病の平癒を願う信仰を集める。霊木は高さ約10m、幹回り約8mで、表情豊かな小像が古木に抱かれるような姿を屋外から拝める。境内には岩盤が露出した「流水岩の庭」もあり、寺は四国八十八ヶ所で唯一、弥勒菩薩を本尊に祀る札所として知られる。
井戸寺
金剛力士立像(阿形・吽形) | 天部
徳島県徳島市国府町井戸北屋敷80-1
力強さ威厳張りつめた気配
四国八十八ヶ所第17番札所・井戸寺の鮮やかな朱塗りの仁王門に立つ、阿形・吽形一対の金剛力士像。徳島県公式観光案内は、鎌倉時代の像で高さ約一丈二尺(約3.6m)と紹介しており、四国霊場でも最大級の仁王像とされる。険しい面差しと堂々とした体躯で門を守り、背後には大きな草鞋が奉納されている。武家造りの仁王門は阿波藩主蜂須賀家の大谷別邸の門を移したことに由来し、現在の建物はその姿を再現して建て直されたもの。参拝者は境内入口の門で大きな守護像を拝むことができる。井戸寺の本堂には別に、七体の薬師如来を祀る珍しい本尊がある。
鯖大師本坊(八坂寺)
鯖を持つ弘法大師像(鯖大師) | その他
徳島県海部郡海陽町浅川字中相15
親しみやさしさ神秘
四国別格二十霊場第4番札所・鯖大師本坊の大師堂に祀られる、鯖を手にした弘法大師の石像。四国遍路の像としては珍しく魚を持つ姿が特徴で、現在も堂の格子越しに拝むことができる。寺伝では、旅の僧の空海に塩鯖を渡さなかった馬子の馬が急に苦しみ、馬子が謝罪して鯖を施すと大師の祈りで馬が回復したという。こうした伝説から、鯖を3年間食べずに願い事をする「鯖断ち祈願」が広まり、病気平癒や幸福を願う信仰を集めている。境内には魚の鯖を表した別の石像もあり、四国南部の遍路文化を伝える特徴的な参拝地となっている。
鶴林寺
金剛力士立像(仁王像) | 天部
徳島県勝浦郡勝浦町生名鷲ヶ尾14
力強さ威厳静けさ
四国八十八ヶ所第20番札所・鶴林寺の山門を守る金剛力士像。鎌倉時代の仏師・運慶の作とも伝わるが、作者が確定したものではない。迫力ある姿の仁王像を見ながら山門をくぐると、雌雄の白鶴が黄金の地蔵菩薩を守護したという開創伝説にちなむ鶴の像も迎えてくれる。鶴林寺は標高約470m、古い杉や檜の森に包まれた山岳霊場で、境内には徳島県指定有形文化財の三重塔が立つ。弘法大師が延暦17年(798)に開創したと伝わり、険しい遍路道から到達する静謐な霊場として知られる。金剛力士像は仁王門から間近に拝むことができる。
薬王寺
木造金剛力士立像(阿形・吽形) | 天部
徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1
力強さ威厳張りつめた気配
四国八十八ヶ所第23番札所・薬王寺の仁王門に安置される、阿形・吽形一対の木造金剛力士立像。天保7年(1836)に仏師の塩釜高運・康信によって造立されたもので、像高は約230cm。ヒノキ材の寄木造で、険しい表情と躍動的な体躯を示す。平成12年(2000)に修復され、平成13年(2001)に旧日和佐町の文化財に指定され、現在は美波町指定有形文化財となっている。仁王門は天保6年(1835)に建立され、平成24年(2012)に解体修理された。門をくぐると女厄坂33段、男厄坂42段へ続き、参拝者が一段ごとに厄銭を納めて厄除けを願う霊場として知られる。金剛力士像は門の両側で拝むことができる。
薬王寺
魚籃観音立像 | 菩薩
徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1
親しみやさしさ清らかさ
四国八十八ヶ所第23番札所・薬王寺の本堂前に立つ、魚籃観音の青銅像。普段見慣れた観音像とは異なり、魚やエビなどの入った籠を持つ女性の姿を表している。中国・唐代に由来する、魚売りの娘に姿を変えた観音が人々に仏法を説いたという伝説をもとにした、珍しい観音菩薩の姿である。像は大阪市中央卸売市場から寄贈され、漁業関係者や市場関係者らの間で、豊漁、海上安全、商売繁盛を願う信仰を集める。海に近く厄除けの祈願寺として知られる薬王寺ならではの観音像で、参拝者は屋外からその姿を間近に拝むことができる。
薬王寺
十王石像(閻魔大王ほか) | その他
徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1
威厳張りつめた気配神秘
四国八十八ヶ所第23番札所・薬王寺の地蔵堂の隣に並ぶ、閻魔大王を中心とした十王の石像群。十王は仏教の冥界観で死者の生前の行いを裁く十人の王とされ、初七日から三回忌に至るまでの節目にそれぞれの王が関わると説かれる。中央には大きな閻魔大王が据えられ、周囲にほかの王の石像が並ぶ。閻魔王は地蔵菩薩と結びつけられ、十王それぞれにも本地仏が対応する。表情や姿の異なる石像を屋外で間近に拝することができ、厄除けの寺として知られる薬王寺で、罪業や死後の裁きをめぐる民間信仰にも触れられる。
焼山寺
前立三面大黒天像 | 天部
徳島県名西郡神山町下分字地中318
神秘荘厳さ力強さ
四国八十八ヶ所第12番札所・焼山寺の本堂左脇にある三面大黒天堂に祀られる、三つの顔を一体に表した三面大黒天の前立像。中央の顔が大黒天、右が毘沙門天、左が弁財天という珍しい姿をとり、災難除けや五穀豊穣、福徳を願う信仰を集める。寺伝によれば、弘法大師がこの山にすむ大蛇を虚空蔵菩薩の加護によって封じたのち、自ら三面大黒天像を刻んで安置したという。伝承の本尊像は秘仏だが、堂内では前立像を拝むことができる。寺は焼山寺山の8合目近く、樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた山岳霊場で、険しい遍路道の先にありながら現在は車でも参拝できる。
金泉寺
倶利伽羅龍王像 | 明王
徳島県板野郡板野町大寺字亀山下66
力強さ神秘張りつめた気配
四国八十八ヶ所第3番札所・金泉寺の本堂と大師堂の間に立つ倶利伽羅龍王像。不動明王の化身とされ、炎を背にした剣へ龍が巻き付く、独特の姿を表している。この剣と龍は、仏教で三毒と呼ばれる貪り・怒り・無知の煩悩を断ち切ることを象徴する。参拝者が間近で見ることのできる屋外の尊像で、境内には弘法大師が掘ったと伝わる「黄金の井戸」や朱塗りの仁王門、多宝塔もある。金泉寺は、行基が聖武天皇の勅願で開いたと伝わる古刹で、四国遍路の初期に訪れる霊場として親しまれている。
平等寺
木造十一面観世音菩薩立像 | 菩薩
徳島県阿南市新野町秋山177
やさしさ清らかさ気高さ
四国八十八ヶ所第22番札所・平等寺の持仏堂本尊として祀られる十一面観世音菩薩立像。木材一つから彫り出す一木造の像で、頭上に十一の面をあらわし、手に蓮華と水瓶を持つ。寺伝では弘法大師が当地を訪れたころにはすでに安置されていたといい、寺の院号「日光院」はこの観音信仰に由来する。平等寺では本堂の薬師如来とともに、十一面観音を病気平癒などを祈る尊格として大切に守り、毎月18日には観音の護摩を修している。寺の公式案内によれば、納経所に声をかければ法事や行事のない時間に持仏堂へ入り、尊像の前で参拝できる。
平等寺
木造不動明王坐像 | 明王
徳島県阿南市新野町秋山177
力強さ威厳張りつめた気配
四国八十八ヶ所第22番札所・平等寺に伝わる、江戸時代の作とされる木造不動明王坐像。木材を組み合わせる寄木造で、右手に利剣、左手に羂索を持ち、岩座に坐す。片目で上を、もう片目で下を見る天地眼と、口元にあらわれた牙が特徴で、険しい忿怒の顔に人々の迷いを断ち切るという誓いを表す。平等寺では本像を本尊に、毎月28日20時から不動護摩を修し、厄除け・災難除け・息災延命を祈願する。焼八千枚供などの大規模な護摩にも不動明王への信仰が息づく。寺院公式案内では夜の護摩への現地参座が可能とされるが、像を間近で鑑賞できる範囲は事前確認が必要。
法輪寺
涅槃釈迦如来像 | 如来
徳島県阿波市土成町土成字田中198-2
静けさ荘厳さ深み
四国八十八ヶ所第9番札所・法輪寺の本尊で、釈迦が入滅する場面を表した涅槃釈迦如来像。四国八十八ヶ所の札所で涅槃像を本尊とする唯一の寺院として知られる。釈迦は頭を北、顔を西へ向けて右脇を下に横たわり、周囲には沙羅双樹と、入滅を悲しむ羅漢や動物の像が配されている。寺伝では、弘仁6年(815)に弘法大師が白蛇を見たことを機縁として涅槃像を刻み、寺を開いたという。通常は秘仏だが、寺院公式サイトおよび霊場会公式案内は年に一度の公開を記し、霊場会は2月15日を御開帳日として案内する。詳しい公開方法は毎年確認が必要。
極楽寺
線刻阿弥陀如来立像石仏 | 如来
徳島県鳴門市大麻町桧字ダンノ上12
静けさ端正さ深み
四国八十八ヶ所第2番札所・極楽寺の境内に祀られる、緑色片岩(青石)に阿弥陀如来の立ち姿を刻んだ石仏。平安時代後期(11~12世紀)の造立と考えられ、鳴門市指定有形文化財(考古資料)となっている。頂部が山形に尖った板石は一部が地中に埋まり、地上部分は高さ167.5cm、幅60.0cm、厚さ9.0cm。仏の顔や衣の襞を一線ずつ丁寧に彫り、ふくよかで穏やかな阿弥陀如来と、蓮弁まで表現した蓮華座が特徴。木彫の仏像とは異なる古い石造の仏教信仰を、境内で間近に見ることができる。極楽寺には別に、国指定重要文化財である本尊の木造阿弥陀如来坐像も伝わる。
密厳寺
前立大不動明王立像(不動三尊) | 明王
徳島県三好市池田町西山佐古3798
力強さ威厳荘厳さ
四国三十六不動霊場第5番札所・密厳寺の八角大不動堂に祀られる、総高約3.7mの大不動明王像。弘法大師が爪で彫ったと伝わる不動尊の前立像として造られ、矜羯羅童子と制多迦童子を脇に従えた不動三尊を構成している。四国最大級と紹介される迫力ある姿が特徴で、堂内では参拝者が不動明王の前で祈りを捧げることができる。密厳寺は弘法大師開創の伝承が残る山上の寺院で、毎年5月には八角堂での護摩供から始まる「不動の火祭り」が営まれ、一般参拝者も火渡りに参加できる。毎年冬と春には境内を牡丹が彩り、2026年冬の公式観光案内では8:00~17:00の参拝時間が示された。
平和記念塔パゴダ(眉山パゴダ)
仏舎利(釈迦牟尼) | その他
徳島県徳島市眉山町茂助ケ原
静けさ荘厳さ深み
眉山山頂に建つ、高さ25mのミャンマー様式の平和記念塔。第二次世界大戦のビルマ戦線から帰還した人々が戦没者の慰霊と恒久平和を願い、昭和33年(1958)に建立した。内部には当時のビルマ首相ウ・ヌーから贈られたとされる釈迦牟尼の仏舎利が奉安され、戦没者13万3576柱の慰霊の場となっている。ミャンマーのシュエダゴン・パゴダをモデルにした白い円錐形の仏塔で、1989年から徳島県仏教会が管理。2025年の改修後、2026年1月に入塔を再開し、同年9月26日には落慶法要が営まれた。仏像ではなく仏舎利を礼拝する仏教系参拝スポットで、ロープウェイ山頂駅から徒歩で訪れることができる。
瀧寺
木造聖観音立像 | 菩薩
徳島県三好市三野町加茂野宮1796
やさしさ気高さ静けさ
三好市三野町の瀧寺に本尊として伝わる、平安時代の木造聖観音立像。像高126.0cm、一本の木材から彫り出した一木造の仏像で、左手に蓮華を持ち、蓮華座の上にほぼ直立する。短い首や大きな髻、角張った肩などに古様をとどめながら、穏やかな顔立ちを見せる。明治44年(1911)に国の重要文化財に指定された。寺は弘法大師が9世紀に開いたと伝わり、三好長慶の墓があることでも知られる。本尊は通常公開されないが、三好市公式観光案内によれば毎年1月29日の縁日に御開帳され、参拝者はその姿を拝むことができる。駐車場も設けられている。
安楽寺
木造阿弥陀如来立像(松本明慶作) | 如来
徳島県板野郡上板町引野字寺の西北8
荘厳さ気高さ安らぎ
四国八十八ヶ所第6番札所・安楽寺の性霊殿に安置される、京都の大仏師・松本明慶が平成22年(2010)に造立した阿弥陀如来立像。全身を金箔で覆い、総高5.2mに達する大作で、寺院案内では像高約一丈(約3m)と紹介されている。安楽寺には松本明慶作の仏像が多数祀られ、性霊殿では巨大な両界曼荼羅や弘法大師の書を刻んだ「大師之壁」とともに尊像を拝める。性霊殿は普段自由に立ち入れないが、宿坊の夕勤行に伴う境内拝観で見学可能と案内されている。夜の勤行は原則19時からで、17時30分開始や休止となる日もあるため、宿泊しない場合はとくに事前に寺へ確認が必要。
神宮寺
木造薬師如来三尊像(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩) | 如来
徳島県美馬郡つるぎ町半田字東久保884
端正さ荘厳さ安らぎ
つるぎ町半田の高台にある真言宗御室派・神宮寺の本尊、木造薬師如来三尊像。中央の薬師如来坐像は像高138cmの寄木造・漆箔仕上げで、左右に像高90cmの日光菩薩と88cmの月光菩薩を従える。三尊がそろう端正な姿に、室町時代の平明な作風を伝えており、昭和52年(1977)に旧半田町の文化財に指定され、現在はつるぎ町指定有形文化財となっている。神宮寺は新四国曼荼羅霊場第69番、阿波西国三十三観音霊場西部第8番の札所でもあり、町並みを見渡す山腹の寺院として参拝できる。境内は牡丹の名所としても知られる。一般の参拝者が本堂内で勤行した記録もあるが、文化財三尊像を実際に近距離で拝観できるかどうかは寺院への事前問い合わせが必要。