仏スポット絞り込み検索
仏像との縁は、選ぶというより、ふと現れるものかもしれません。あなたのマイブッダにつながる仏スポットを検索できます。
春光寺
木造薬師如来立像 | 如来
京都府相楽郡南山城村北大河原北垣内4-1
端正さ深み静けさ
南山城村・春光寺の本尊である重要文化財の木造薬師如来立像。10世紀の平安時代作で、カヤ材を用いた一木造です。奈良・元興寺の国宝薬師如来立像につながる奈良様の系統を色濃く残し、奈良文化圏に位置する南山城ならではの古様を伝える貴重な像として高く評価されています。一般参拝も事前連絡により可能で、平安一木彫の力強い量感を実像で味わえる仏スポットです。
笠置寺
虚空蔵菩薩磨崖仏 | 菩薩
京都府相楽郡笠置町笠置笠置山29
神秘力強さ深み
笠置寺の行場めぐり途中、巨大な花崗岩の虚空蔵石に刻まれた虚空蔵菩薩磨崖仏。奈良時代末期頃の造営と推定され、元弘の戦火で像容を失った本尊・弥勒磨崖仏とは対照的に、こちらは仏身の線刻が現在まで明瞭に残っています。笠置山の自然巨石そのものを礼拝対象とする古い山岳信仰を、現存する像として直接体感できる稀有な仏スポットです。通常の行場めぐりの拝観コース上で見ることができます。
法輪寺(達磨寺)
金箔木彫 寝釈迦尊像(涅槃仏) | 如来
京都府京都市上京区行衛町457
安らぎ荘厳さ深み
京都・円町の法輪寺(達磨寺)に安置される、室町時代の金箔木彫による等身大の寝釈迦尊像。寺伝では、豊臣秀吉が三木城を攻めた際に戦乱で亡くなった将兵や農民の菩提を弔うため、兵庫の伽耶院に奉納された古仏とされます。江戸時代の法輪寺創建時に現在地へ移されました。横たわる釈迦を立体木彫で表した像は京都でも珍しく、金色の涅槃仏を通常拝観できる個性の強い仏スポットです。
萬福寺
十八羅漢像のうち羅睺羅尊者 | その他
京都府宇治市五ケ庄三番割34
神秘威厳深み
黄檗宗大本山・萬福寺の国宝大雄寶殿に安置される十八羅漢像のうち、特に有名な羅睺羅尊者像。萬福寺の十八羅漢は、従来の十六羅漢に慶友尊者と賓頭盧尊者を加えた明代寺院の形式を受け継ぎます。羅睺羅尊者は両手で自らの胸を切り開き、その内側に仏の顔を現すという極めて奇抜な像容で、中国明朝文化を色濃く伝える黄檗仏教ならではの一体です。大雄寶殿で通常拝観でき、京都でも他にほとんど例のない造形を実像で見ることができます。
禅定寺
木造日光菩薩立像・月光菩薩立像 | 菩薩
京都府綴喜郡宇治田原町大字禅定寺小字庄地100
気高さ端正さ静けさ
禅定寺宝物殿に安置される国指定重要文化財の木造日光菩薩立像・月光菩薩立像。日光菩薩は像高約203cm、月光菩薩は約208cmで、いずれも一木造彩色の大像です。禅定寺創建期の10世紀末頃の本尊十一面観音とほぼ同時期の作とされ、南山城に残る平安古仏の力強い量感をよく伝えます。二体が並ぶ姿を宝物殿で通常拝観でき、既登録の十一面観音とは別に取り上げる価値のある迫力ある菩薩像です。
愛宕念仏寺
千二百羅漢像 | その他
京都府京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
親しみ安らぎ深み
愛宕念仏寺の境内を埋める約1200体の石造羅漢像。寺の復興にあたり、昭和55年(1980)から約10年をかけ、仏像彫刻家・西村公朝の指導のもと一般の参拝者自身が一体ずつ彫ったものです。笑う顔、祈る顔、楽器を持つ姿など一体ごとに表情や姿が異なり、羅漢を「遠い聖者」ではなく身近な人間のように感じられる独特の信仰空間をつくっています。古仏ではありませんが、1200体すべてが実際の祈りと参加から生まれた、京都でも類例のない仏スポットです。
あだし野念仏寺
石仏・石塔群(約8000体) | その他
京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
静けさ神秘深み
古くから風葬の地だった化野に点在していた無縁仏を、明治時代以降に集めて祀った「あだし野念仏寺・西院の河原」。現在は約8000体もの石仏・石塔が密集して並びます。名も残らない人々の供養そのものが巨大な仏教造形空間となっており、一体の名仏を見る場所とは異なる、圧倒的な「祈りの集積」を体感できます。毎年8月には石仏に灯明を捧げる千灯供養も行われ、京都の死者供養の歴史を実像として伝える非常に強い仏スポットです。
念佛寺(山ノ内)
涅槃像(約6m) | 如来
京都府京都市右京区山ノ内宮前町12番地
安らぎ荘厳さ静けさ
京都市右京区山ノ内の念佛寺、境内奥の納骨堂に安置される約6mの涅槃像。京都府観光連盟では「京都最大といわれる」涅槃像として紹介されています。釈迦が入滅する姿を横たわる巨大像として表したもので、静かな納骨堂という供養の場でその大きさと向き合える点に大きな意味があります。古像としての価値ではなく、涅槃と死者供養を直接結びつける圧倒的なスケールと参拝体験が際立つ仏スポットです。
六波羅蜜寺
木造地蔵菩薩坐像(夢見地蔵) | 菩薩
京都府京都市東山区ロクロ町81-1
気高さ神秘深み
六波羅蜜寺の令和館に安置される重要文化財・木造地蔵菩薩坐像。鎌倉時代の作で、寺伝では運慶作とされ、かつて運慶一族の菩提寺・十輪院の本尊でした。「夢見地蔵」の名で知られ、眉目秀麗な端正な面相と、変化に富んだ法衣のひだの表現が大きな見どころです。十輪院では運慶・湛慶坐像とともに祀られていたと伝わり、慶派仏師一族の信仰とも深く結びつく一体です。現在は令和館で通常公開され、9時〜16時15分に実像を拝観できます。
広隆寺
木造十二神将立像(伝・長勢作) | 天部
京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
威厳力強さ張りつめた気配
広隆寺霊宝殿に安置される国宝・木造十二神将立像。康平7年(1064)の作で、仏師・長勢の作と伝わる12躯の群像です。薬師如来を守護する武将姿の十二神将を一堂に見ることができ、平安後期らしい落ち着きを残しながら、それぞれに異なる姿勢と表情を備えています。国宝第一号の弥勒菩薩半跏思惟像などとともに霊宝殿で常時公開されており、平安仏の守護神群像をまとまって実見できる非常に強い仏スポットです。
五智山 蓮華寺
石造五智如来像(薬師如来・宝生如来・大日如来・阿弥陀如来・釈迦如来) | 如来
京都府京都市右京区御室大内20
荘厳さ静けさ深み
仁和寺の東にある五智山蓮華寺の境内に並ぶ、丈六の石造五智如来像。江戸初期、木食上人単称が彫刻したと伝わり、薬師・宝生・大日・阿弥陀・釈迦の五如来が大きな石仏として横一列に並びます。境内にはさらに11体の観音坐像もあり、計16体の石仏群が独特の仏教空間をつくっています。屋外で常時自由に拝観でき、巨大な五如来を間近に見られる、京都でも非常に個性の強い石仏スポットです。
清凉寺
木造十大弟子立像 | その他
京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
親しみ深み端正さ
清凉寺霊宝館に収蔵される平安時代の重要文化財・木造十大弟子立像。もとは本堂の本尊・釈迦如来立像の周囲に安置されていた10体の弟子像で、富楼那や羅睺羅など、それぞれの人物に応じた自由で生き生きとした表情が大きな魅力です。整然とした如来・菩薩像とは異なり、人間味のある顔立ちと個性が際立つ群像で、平安彫刻の表現の幅を実感できます。2026年秋は10月1日から11月30日まで霊宝館で公開予定です。
平等院
雲中供養菩薩像26躯(国宝・52躯のうち) | 菩薩
京都府宇治市宇治蓮華116
荘厳さ気高さ神秘
平等院鳳凰堂の阿弥陀浄土を荘厳する国宝・雲中供養菩薩像52躯のうち、26躯を平等院ミュージアム鳳翔館で間近に鑑賞できます。11世紀の仏像群として唯一まとまって伝わる貴重な群像で、雲に乗り、楽器を奏で、舞い、合掌するなど、一体ごとに異なる自由で繊細な姿が大きな魅力です。鳳凰堂の高い位置では見えにくい細部まで展示室で確認でき、平安浄土教美術の世界を仏像そのものから体感できる非常に強い仏スポットです。
広隆寺
木造弥勒菩薩半跏像(泣き弥勒) | 菩薩
京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
深み静けさ神秘
広隆寺霊宝殿に安置される、もう一体の国宝・木造弥勒菩薩半跏像。国宝第一号として有名な宝冠弥勒とは別の飛鳥時代の像で、楠の一木造、高さ約90cm。伏し目がちでどこか涙をたたえたように見える表情から「泣き弥勒」と呼ばれています。明るく静かな微笑みで知られる宝冠弥勒とは対照的な、内省的で深い表情が印象的で、同じ寺で二つの飛鳥時代国宝弥勒を見比べられる点も大きな魅力です。
広隆寺
木造千手観音立像 | 菩薩
京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
荘厳さ気高さ静けさ
広隆寺霊宝殿に安置される国宝・木造千手観音立像。平安時代の作で、寄木造による堂々とした観音像です。多くの手を広げて衆生を救う千手観音の姿を大きなスケールで表し、正面性の強い静かな佇まいの中に、平安仏らしい気品と量感があります。弥勒菩薩半跏思惟像や十二神将などとともに霊宝殿で常時公開されており、広隆寺の仏像群の厚みを実感できる主要な一尊です。
清凉寺
木造兜跋毘沙門天立像 | 天部
京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
威厳力強さ神秘
清凉寺霊宝館に収蔵される平安時代の重要文化財・木造兜跋毘沙門天立像。兜跋毘沙門天という特徴的な姿の毘沙門天を表した古像で、清凉寺に伝わる平安仏の中でも独自性の高い一体です。霊宝館では阿弥陀三尊像、十大弟子像、四天王像などとともに春と秋の特別公開で拝観でき、2026年秋は10月1日から11月30日まで公開予定です。通常の毘沙門天像とは異なる系統の守護神像を実像で見られる、内容の強い仏スポットです。
興聖寺
木造聖観音立像(手習観音) | 菩薩
京都府宇治市宇治山田27-1
やさしさ深み端正さ
宇治の興聖寺祠堂殿に安置される宇治市指定文化財・木造聖観音立像。平安時代中期の作で、像高166.7cmの堂々とした一木造です。寺伝では小野篁作とされ、『源氏物語』宇治十帖「手習」の古跡と伝わる観音堂に祀られていたことから「手習観音」と呼ばれます。量感のある等身大の姿と静かな表情が印象的で、右足の親指がわずかに浮く姿は、衆生の苦しみを救うためすぐ駆けつける意思を表すと伝えられています。公式案内では祠堂殿の扉を開けて入堂でき、通常拝観で平安古像と向き合える内容の強い仏スポットです。
雙林寺
木造薬師如来坐像 | 如来
京都府京都市東山区下河原鷲尾町527
威厳深み静けさ
東山・円山公園近くの雙林寺本堂に安置される国指定重要文化財・木造薬師如来坐像。平安時代の作で、榧材を主体とする一木造の等身大坐像です。高い肉髻、張りのある頬や肩、厚みのある体躯、抑揚の強い翻波式の衣文が、古い平安仏らしい量感と力強さを伝えます。寺伝では開祖・伝教大師最澄の作とされ、約1200年にわたり本尊として信仰されてきました。京都十二薬師霊場第七番札所で、9時から16時まで通常参拝でき、東山の中心部で古様の薬師如来を実像で拝める見逃しにくい仏スポットです。
善法律寺
木造宝冠阿弥陀如来坐像 | 如来
京都府八幡市八幡馬場88-1
気高さ神秘端正さ
善法律寺の奥殿・阿弥陀堂に本尊として安置される八幡市指定文化財・木造宝冠阿弥陀如来坐像。南北朝時代の作で、一般的な阿弥陀如来とは異なり頭上に宝冠を戴く珍しい姿を示します。もとは石清水八幡宮の頓宮にあった極楽寺で祀られ、明治初年の神仏分離に伴って善法律寺へ移されたと伝わります。石清水八幡宮に残されていた神仏習合の仏像文化を直接伝える一体で、本堂拝観は通常も事前予約で可能。2026年秋は11月14日〜21日の京都非公開文化財特別公開と、11月28・29日の本堂特別公開で阿弥陀堂も公開予定です。
徳林庵
木造地蔵菩薩立像(山科地蔵) | 菩薩
京都府京都市山科区四ノ宮泉水町16
親しみ深み荘厳さ
旧東海道沿いの徳林庵六角堂に安置される「山科地蔵」。京都の六街道入口を守る京の六地蔵の一体で、寺伝では平安時代の仁寿2年(852)に小野篁が桜の大木から刻んだ六体の地蔵の一つとされます。像高は約3mに及ぶ大きな立像で、長い信仰の中でおよそ100年ごとに修復・化粧直しを重ねながら伝えられてきました。通常も地蔵堂の扉越しに終日参拝でき、毎年8月22・23日の六地蔵めぐりでは京都の街道信仰を今に伝える中心的な一尊として多くの参拝を集めます。