仏スポット絞り込み検索
仏像との縁は、選ぶというより、ふと現れるものかもしれません。あなたのマイブッダにつながる仏スポットを検索できます。
大門神社(大門地蔵堂)
木造地蔵菩薩半跏像・木造二天立像(伝多聞天・伝広目天) | 菩薩
岩手県一関市花泉町金沢字大門沢
深み威厳神秘
一関市花泉町の大門地蔵堂に伝わる岩手県指定有形文化財の仏像群。地蔵菩薩半跏像はカツラ材の一木造で、坐面からの像高130.5cmに及ぶ半丈六像。左足を踏み下げて岩座に坐る堂々とした姿を示し、平安時代末期から鎌倉時代初期(12~13世紀)の作と考えられている。中世以前の半丈六地蔵像は岩手県内に他例がなく、地蔵信仰史上も重要な古仏。附指定の二天立像はカツラ材の一木割矧造で平安時代後期(12世紀)の作とされ、重厚で力強い造形を見せる。事前連絡により実像を拝観できる、平泉文化圏の古仏を訪ねる価値の高いスポット。
湯殿山 金剛珠院
木造両界大日如来坐像(金剛界・胎蔵界) | 如来
岩手県盛岡市内丸17-28
神秘荘厳さ端正さ
盛岡市内丸の金剛珠院に祀られる、金剛界・胎蔵界一対の木造大日如来坐像。ともに寄木造・漆箔仕上げで同じ厨子に安置され、金剛界像は坐高44.5cmで江戸時代中期、胎蔵界像は坐高41.0cmで江戸時代末期の作。金剛界像は柔和な表情、胎蔵界像はより厳しい表情を示し、二つの大日如来を対で伝える点に特色がある。もとは山形県の湯殿山注連寺から請来されたもので、盛岡市指定有形文化財。普段は秘仏だが未年と申年に御開帳される、出羽三山信仰と盛岡の密教文化を結ぶ特徴的な仏スポット。
国見山廃寺跡(極楽寺)
平和大観音・三十三観音 | 菩薩
岩手県北上市稲瀬町内門岡39
安らぎ神秘静けさ
平泉に先立って大規模な山岳寺院が栄えた国指定史跡・国見山廃寺跡を歩く観音霊場。山頂付近には戦乱の犠牲者慰霊と平和を願って建立された高さ約4m、重さ約2250kgの花崗岩製「平和大観音」が立つ。愛知県岡崎市の彫刻師・石田観仙が制作し、昭和37年(1962)に建立、翌年元日に開眼された。その後、昭和43年(1968)までに三十三観音が整備され、極楽寺から胎内くぐり、大悲閣展望台、平和大観音へと続く山中の巡礼路を形成する。仏像群と古代山岳仏教の遺跡を歩いて巡る、特徴的な仏スポット。
宝林山 霊桃寺
羅漢像・三十三観音像 | その他
岩手県奥州市前沢字山下72
親しみ静けさ安らぎ
奥州市前沢の霊桃寺境内に並ぶ羅漢像と三十三観音像の石仏群。境内には表情や姿の異なる羅漢像・観音像のほか、平和観音、十三仏像塔、初転法輪像、願かけ観音像など多様な石仏が点在し、寺院公式サイトでも境内を歩いて巡る見どころとして紹介されている。特定の一体ではなく、境内を散策しながら多くの仏像に出会えることに特色がある、屋外型の仏スポット。
玉崎駒形神社(玉崎神社)
木造十一面観音立像 | 菩薩
岩手県奥州市江刺玉里字玉崎498
神秘深み静けさ
奥州市江刺玉里の玉崎駒形神社に伝わる奥州市指定有形文化財の木造十一面観音立像。明治以前は玉崎観音と呼ばれ、当地にあった玉泉寺の十一面観音信仰を現在に伝える仏像で、神仏習合の歴史を色濃く残す。現在は神社の宝物殿に収蔵されており、宝物殿は事前予約により見学可能。神社に守り継がれた観音像を実際に拝観できる、江刺地方の信仰史を伝える特徴的な仏スポット。
大光山 聖寿寺
千体地蔵・子安地蔵尊(亀子大明神) | 菩薩
岩手県盛岡市北山2丁目12-15
安らぎ親しみ静けさ
南部家の菩提寺・聖寿寺に残る千体地蔵堂。もとは文化5年(1808)、盛岡藩11代藩主南部利敬の時代に建立された高さ約35mの五重塔で、明治期の衰退後も一階部分のみが残された。大正11年(1922)には堂を維持するため千体の地蔵を奉納する運動が起こり、内部中央には南部家ゆかりの子安地蔵尊(亀子大明神)が祀られている。多数の地蔵像に囲まれた旧五重塔の堂内という独特の景観を持ち、松の内には御開帳される特徴的な仏スポット。
往環塚(往還塚)
毘沙門天・十三仏・六観音(石仏群) | その他
岩手県一関市川崎町薄衣加妻78
静けさ深み親しみ
一関市川崎町の旧千厩街道沿いに残る、一関市指定史跡の石仏群。一字一石の供養碑を中心に、毘沙門天像、十三仏、六観音と推定される計19基の石仏がまとまって並ぶ。江戸時代の街道沿いに営まれた供養と祈りの姿を今に伝え、異なる尊格の石仏群を屋外で一度に見ることができる。旧街道の歴史的景観とともに巡る価値のある仏スポット。
滝観洞
聖観音像 | 菩薩
岩手県気仙郡住田町上有住字土倉298-81
神秘静けさ清らかさ
滝観洞の洞窟内に安置される聖観音像。洞内の安全を願って昭和45年(1970)に建立された観音像で、まだ洞窟内が十分に整備されていなかった当時、大人5人がかりで像の部品を運び込み、洞内で組み立てたと伝えられている。切り立った大理石に囲まれ、背後の岩が沙羅双樹の幹のようにも見える独特の空間に立ち、滝観洞公式サイトでも参拝者に静かに手を合わせるよう案内されている。鍾乳洞探検の途中で自然の岩壁と仏像が一体となった景観に出会える、岩手でも珍しい洞窟型の仏スポット。
不動の滝(桜松神社)
石彫不動明王 | 明王
岩手県八幡平市高畑
力強さ神秘張りつめた気配
八幡平市の桜松神社境内奥にある不動の滝の岩壁に安置された石彫不動明王。高さ約15mの滝は「日本の滝百選」「岩手の名水二十選」に選ばれ、かつて一帯は修験者の修行の場だったと伝えられている。勢いよく流れ落ちる滝のすぐそばに不動明王が祀られ、水と岩、深い森が一体となった自然信仰・修験道の面影を感じさせる。堂内の仏像とは異なり、滝の轟音と飛沫の中で不動明王と向き合える、岩手でも特に印象的な屋外型の仏スポット。
十三仏霊場(浮金山十三仏)
十三仏 | その他
岩手県宮古市長沢南川目
神秘深み静けさ
宮古市長沢南川目の山中に残る十三仏霊場。宮古市指定文化財「十三仏と岩屋」として保存されている信仰の場で、江戸時代に道路開削で知られた僧・牧庵鞭牛との関わりが深い。鞭牛は宝暦5年(1755)に花輪村長沢南川目の岩窟を開いて壇毒山とし、宝暦8年(1758)5月15日には十三仏霊場に大般若理趣分の一字一石血書供養碑を建立したと伝えられる。現在も山中に十三仏と鞭牛ゆかりの岩屋・石碑群が残り、自然の中を歩きながら江戸時代の仏教信仰と修行の痕跡に触れられる、岩手でも特色の強い屋外型の仏スポット。
月浦山 凌雲寺
木造仁王立像(阿形・吽形) | 天部
岩手県花巻市東和町安俵5区90
力強さ威厳張りつめた気配
花巻市東和町安俵の凌雲寺山門に安置される阿形・吽形一対の木造仁王立像。岩手県指定有形文化財で、吽形像の胎内には応永19年(1412)、安俵城第三代城主・小原信濃守平時義が寄進したことを示す銘文が残る。岩手県内の仁王像では最古の紀年銘を持つ作例とされ、阿形像も室町時代初期を下らない制作と考えられている。寺院の入口を守る力強い二体を現在も山門で直接見ることができ、中世の地域信仰を実像で感じられる仏スポット。
熊野山 藤勢寺
薬師如来立像 | 如来
岩手県一関市藤沢町藤沢字道場12
安らぎ静けさ親しみ
一関市藤沢町の藤勢寺薬師堂に祀られる薬師如来立像。毎年4月6日に薬師祭が営まれ、開山堂参拝や稚児行列に続いて午前10時から薬師堂を参拝できる。さらに本堂では釈迦の誕生を祝う灌仏会も行われるなど、現在も地域の仏教信仰が息づく寺院。公開日が明確で、実際に薬師如来へ参拝できる仏スポット。
松崎観音堂
木造観音菩薩立像(伝十一面観音) | 菩薩
岩手県遠野市松崎町松崎11地割81番地1
神秘深み荘厳さ
遠野七観音第二番札所・松崎観音堂の本尊として祀られる岩手県指定有形文化財の木造観音菩薩立像。慶長11年(1606)の作で、像高199.4cm、一木造・内刳りの大型像。背面には造立供養に関する墨書銘が残り、松崎観音の歴史を伝える現存最古の資料でもある。元禄年間の野火で観音堂が全焼した際にも本尊は難を逃れ、現在は享保9年(1724)再建の観音堂内陣で守られている。遠野七観音の中でも古い本尊を伝える貴重な存在で、年1回の御開帳時には約2mの実像を拝める価値の高い仏スポット。
音羽山 清水寺
御前立十一面観音 | 菩薩
岩手県花巻市太田21-10
気高さ安らぎ深み
花巻市太田の清水寺観音堂に祀られる御前立の十一面観音。寺は大同2年(807)、坂上田村麻呂が戦勝を祈った十一面観音を祀ったことに始まると伝えられ、奥州三十三観音霊場第一番札所となっている。寺伝では、のちに慈覚大師が七尺余りの観音像を彫り、その胎内に坂上田村麻呂ゆかりの小さな十一面観音を納めたという。秘仏本尊そのものは通常見ることができないが、観音堂では金色の御前立十一面観音を日常的に拝むことができ、日本三清水の一つとも称される古い観音霊場の信仰を現在に伝えている。
岩手山
三十三観音石像 | 菩薩
岩手県滝沢市 岩手山山頂(お鉢)
神秘深み荘厳さ
岩手山山頂の火口を巡る「お鉢」に残る三十三観音石像。岩手山が岩鷲山大権現として篤い信仰を集めていた安政4年(1857)、盛岡の町人講中によって登拝道の道標とともに奉納された。江戸時代には白衣をまとった人々が「お山がけ」と呼ばれる登拝を行い、山頂奥宮を目指した。現在も三十三観音の石像が標高約2,000mの火口縁に点在しており、活火山の荒々しい景観の中を歩いて観音像を巡ることができる。山岳信仰と仏教が一体となった往時の姿を現在まで伝える、岩手ならではの仏スポット。
蓮峰山 常堅寺
仁王尊像(阿形・吽形) | 天部
岩手県遠野市土淵町土淵7地割50
力強さ威厳張りつめた気配
遠野市土淵町の常堅寺山門に安置される一対の仁王尊像。総丈約3.5mに及ぶ大型の木造仁王像で、遠野市指定有形文化財となっている。もとは早池峰山妙泉寺に祀られていた像で、明治初期の神仏分離に伴い常堅寺へ移された。明治3年(1870)には早池峰神社から常堅寺へ仁王を譲渡したことを示す文書も残る。現在も山門の左右で参拝者を迎え、遠野を代表する観光地・カッパ淵へ向かう途中で実像を間近に見ることができる。3.5m級の仁王像を通常参拝できる、遠野でも見応えのある仏スポット。
實相寺・スミつけ祭り
焼観音(木造観音像2体) | 菩薩
岩手県紫波郡矢巾町煙山第4地割36-2
神秘力強さ親しみ
矢巾町城内地区に約400年前から伝わる「焼観音お年越行事」で用いられる二体の木造観音像。杉の木で造った観音像を杉の枝を積み重ねた中で焚き、その焼けた炭を参拝者同士が顔や手につけ、火難除け・無病息災・五穀豊穣などを祈願する。もとは城内山中腹の實相寺観音堂で営まれてきた千手観音の年越し行事で、現在は矢巾町営キャンプ場を会場として開催されている。仏像そのものを火にくべ、その炭まで信仰対象とする全国的にも非常に珍しい民間仏教行事を実際に体験できる仏スポット。
無量山 海蔵院
薬師如来・不動明王(前川善兵衛寄進の石仏) | その他
岩手県九戸郡野田村大字野田第26地割27
深み力強さ静けさ
野田村の海蔵院に伝わる薬師如来と不動明王の石仏。江戸時代中期、野田村に生まれ、大槌通り吉里吉里の豪商・前川家の養子となった四代目前川善兵衛富昌が故郷のために寄進したもので、野田村指定有形文化財となっている。前川家は南部藩の特権商人として藩財政を支えた豪商で、富昌は成功後も生まれ故郷を忘れず、この二体の石仏のほか、稲田や唐金の火鉢も海蔵院へ寄進した。薬師如来と不動明王という性格の異なる二尊が並んで守り継がれ、江戸時代の地域信仰と豪商による故郷への祈りを現在に伝える仏スポット。
立山観音堂
あゆみ観音 | 菩薩
岩手県陸前高田市米崎町字和野113-3
やさしさ深み安らぎ
東日本大震災の津波で御堂と旧本尊を失った立山観音堂に、再建後の新たな本尊として祀られる「あゆみ観音」。高田松原の被災した松を用い、奈良県を中心とする25か寺の協力のもと、全国の参加者が一人一刀ずつ鑿を入れて制作され、延べ5000人以上が結縁した。平成26年(2014)4月に完成し、各地の寺院での巡回を経て陸前高田へ奉納。平成28年(2016)8月に再建された立山観音堂へ正式に迎えられた。像高85cm、総高130cm。震災犠牲者への祈りと復興への願いを、被災地の木そのものから生まれた仏像として現在に伝える、陸前高田ならではの仏スポット。
十劫山 正覚寺
木造阿弥陀如来坐像・木造大日如来坐像・木造聖観音立像 | その他
岩手県盛岡市上田2丁目5番12号
深み神秘静けさ
盛岡市上田の正覚寺に伝わる、盛岡市指定有形文化財の三体の木造仏。阿弥陀如来坐像、大日如来坐像、聖観音立像はいずれも平成7年(1995)に市指定文化財となっている。なかでも大日如来は、明治の廃仏毀釈を逃れた「盛岡城大日如来」として伝わり、聖観音像は「汗かき観音」と呼ばれる寺宝とみられる。正覚寺にはこのほか盛岡三十三観音第18番札所の無生観音や間引地蔵尊なども伝わり、複数の由緒ある仏像を一寺で拝観できる点に特色がある。